あさやんトラベル 鉄道旅行部

タイトルにトラベルを使っているだけあって、旅行します。主に鉄道に関連した旅行です!写真も撮ります!名ばかりだったらごめんなさい笑

はじめての四国!パースデーきっぷで特急乗りまくりとさよなら三江線の旅 前夜

 

今回は実際にこのJR四国バースデーきっぷを組み込んで旅行した模様を書きたいと思います...

 

題して 『はじめての四国!バースデーきっぷで特急乗りまくりとさよなら三江線の旅』です!

 

ん?三江線(さんこう)って?とっくに廃線になってるやんって?  

 

そうです。

 

今回の旅行は2018年3月の旅行を記したものになります。

 

そもそも三江線島根県の江津と広島県の三次を通る路線だから...四国ですらないやん?その通り。

 

私は欲張りなので、せっかく旅行するなら四国だけじゃ勿体ない!!!!!

 

東京を出発し、四国、山陰を旅して、山陽本線東海道本線18きっぷで途中下車しながら東へ戻るというルートです。

 

それではスタート!

 

時は西暦2018年3月14日水曜日

 

場所は東京都千代田区東京駅です。

 

水曜どうでしょうのロケ、よろしく呼び出された友人N この同行者もといこの道連れは実は今回の旅(題して『はじめての四国バースデーきっぷで特急乗りまくりとさよなら三江線の旅』)...

において無くてはならない存在なのです!

 

何故かって?Nが3月バースデーだからですよ?!!!

 

JR四国のバースデーきっぷが使えるのは誕生月の1ヶ月間で本人と同行者1名つまり3月生まれではない私はとってNが無くてはならない存在な訳です笑

 

そんなこんなを考えたり、考えなかったりしながら

 

丸の内のちょっとおしゃれな天ぷら屋で天ぷら盛り合わせを食べてお腹を満たし、意気揚々と私たちは東京駅へ。

 

九州方面へ向かう寝台列車が来なくなって久しい東海道線本線の発着する9番ホームへ向かいます。

 

四国方面へ向かう旅で前日の夜からスタートするということはお気づきの方もいると思いますが...

 

21:30頃 本日のお宿、そして今回の旅の記念すべき1番列車が入線してきました!

 

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そう、285系サンライズ瀬戸・出雲号です!

 

簡単にこの列車を説明をすると

 

1998年に製造された次世代寝台電車でちょうどこの年は20周年の記念すべき年でした。(乗車時)

 

これまでの客車寝台列車を置き換える為に製造されていた寝台電車ブルートレインのような客車列車でないので機関車を必要としません。

また一部を除き完全個室となっており、プライバシーに配慮した車両となっています。

そして当時、花形的だった寝台特急あさかぜ号を置き換える為の『サンライズあさかぜ』幕が入っていたりと正に次世代の寝台特急電車として華々しくデビューし、ブルートレインをどんどん置き換えていくものと思われていました。

 

しかし登場時に期待されていたほどの活躍をすることは出来ませんでした。

規制緩和などで夜行バスやLCCなどが次々と寝台列車と競合しました。

 

時間も運賃も掛かる寝台特急がこうしたライバルに適うはずも無く、、、

日本中の夜をが駆け巡っていたブルートレインたちは285系が登場して、数年がたった2000以降、急激に数を減らして行きました。

 

気づけば、サンライズと同じ目的地へ向かった寝台特急瀬戸号、出雲号も廃止され、置き換える未来があったかもしれない...あさかぜも廃止。そして東京駅から出発する最後のブルートレイン富士、はやぶさも廃止されてしまいました。

 

寝台列車の時代は終わり、サンライズも無くなってしまうのでは?と思われましたが、東京口最後のブルートレインが廃止された2009年から10年以上が経っていましたがサンライズ号は、今日も元気に走っています。

(ブログ投稿時)

 

そんなサンライズ号は奇跡的に生き残っていると言っても過言ではない、いつ廃止されてもおかしくはない列車なのです。

 

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そんな列車が東京駅の夜のホームに停まり、車両を長く連ねた堂々たる編成をしている。

 

ブルートレインじゃなくなった今のクルマでもやはりかっこいいではありませんか。

 

今では貴重になってしまった寝台列車。やっぱりいいですねぇ!なんだか、贔屓目に見てしまいます笑

 

この列車はサンライズ瀬戸号高松行きで1号車から7号車までの7両とサンライズ出雲出雲市行き8号車から14号車までの7両を併せて14両編成です。 

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電光掲示板に表示される流れ星のマークや遠く離れた行先、長い途中停車駅の案内...何を見てもかっこよく感じてしまいます笑

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そんなこんなで写真を撮っているとドアが開き、客扱い開始です!

 

サンライズ号にははじめてのの乗車でテンションが上がりながら車内へ乗り込みお部屋へ

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大手住宅メーカーミサワホームが手がけたホテルような温かみのある内装の廊下を抜けて、

 

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普通の特急券(マルス券)とは異なる、すこし細長い形の寝台券に指定された部屋の前まで向かいます。

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お。これはかつての24系ブルートレインにもついていたドアロックですやん!ますますテンションが上がりながらお部屋へ!(やっと)

 

B寝台下段のシングル個室を取りました。

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広さは大体シングルベッドと横に靴を置けるくらいのスペースしかありません。

今の概念では狭いと感じるでしょうでも寝台列車においては広い方なのです。

 

酷いものだと583系の3段B寝台なんて三段ベットで1人の区画なんて潜水艦乗組員のベットみたいな列車もありましたから...

それと比べたら天国です!笑

 

コンセントもちゃんとあるしちゃんとしたテーブルあるんです!自分専用の大きな窓もあるしサイコーじゃないですか!!!!!

 

なんて興奮してたら列車は22:00丁度、発車です!

 

ゆっくりと動き出したサンライズ瀬戸号は寝台特急らしい長い編成や停車駅の案内をしながら大都会東京の中を走り抜けていきます。

 

鉄道唱歌のはじまり、汽笛一声新橋を〜はや我が汽車は離れたり〜♪のようなイメージです笑

f:id:ASAYAN415:20200918210911j:image(あんまりいい写真がなかった笑)

 

横浜を発車し流れゆく車窓を自室でひとしきり楽しんだあと、最初は混雑していたミニロビーも空いてきたので

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Nと集合し、アルコールのない健全でささやなる宴をしました笑

f:id:ASAYAN415:20200918213055j:image(夜間停泊の185系がいますね。おそらく明日の湘南ライナー用でしょう。)

 

持ち込んだのはお菓子とジュース(※サンライズ瀬戸・出雲号の車内には飲料の自動販売機があるので車内でも買えます!)だけですが、流れゆく車窓、軽快なジョイント音とモーター音を肴に飲み食いをしているとあっという間に静岡も終盤、浜松に着くあたりに到達しておりました。

流石ににシャワー浴びて寝なくてはと...宴会終了笑

 

すぐ売り切れてしまうので乗車して横浜に着く前には購入しておいたシャワーカードを使い、1回10分のシャワー急いでを浴びます。

 

10分というと短く感じますが、水を一時停止することも出来るので、意外と時間は余ります笑

 

ちなみにサンライズ瀬戸・出雲号ではこのシャワーカードがないとシャワーを浴びることが出来ません。

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(↑シャワーカード285系が描かれたかっこいいデザインです。車内の自動販売機にて1枚300円で購入出来ます。)

 

足早にシャワーを済ませ...さっさと寝ま...せんでした。

 

なんだかんだ車窓を眺めていると気づけば我が故郷名古屋を通過中です笑

 

今度こそ、ヤバいと思い、今度こそ就寝...

 

そして数時間後、

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ふと目が覚めると、あたりはすっかり明るくなった車窓が!

 

ん。仮眠レベルなのでは?とも思わなくもないですがとにかく夜明けです笑

 

そして車内チャイムが鳴ります。

 

『皆さま、おはようございます。本日は2018年3月15日木曜日で6時xx分でございます。列車定刻通りで運転しております。あとxx分ほどで岡山駅へ到着します。お出口は...』

 

いわいるおはよう放送(寝台列車特有の車内放送でモーニングコールみたいなもの)がかかります。

 

これですよ!夜行列車の醍醐味 寝て目覚めると全然違う景色が広がっているこのワクワク感!

 

揺れる車内で顔を洗って、歯を磨く、いつも同じようでいつもと違う非日常感やっぱり最高です!!!!!

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毎日乗りたい夜行列車できれば寝台車!!!!

 

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そしてすぐに岡山到着。

 

岡山駅では私たちの乗っているサンライズ瀬戸号に連結して一緒に走っていた出雲号を切り離す作業を行います。そのため、少し時間があるのでホーム出て撮影。

 

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隣のホームにはこれからお世話になる予定の快速マリンライナーが停車しておりました!

 

まだ岡山ですが、今から四国にいくんだなぁという気分にさせてくれます。

 

そしてほどなくして発車。

 

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またまたミニロビーへ(どれだけ好きなんだw)

 

眠気覚ましに車内を徘徊したあと、自室へ

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本州最後の児島駅へ、

 

JR西日本JR四国の境界となっており、ここからまだ本州ですが、JR四国区間です。

 

速度を上げてトンネルを抜けると

 

そこには!瀬戸大橋です!

 

朝焼けと瀬戸内海の島々が見えます!!!!

 

正にサンライズ瀬戸!!!!

この列車の象徴的車窓ではないでしょうか?

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あっという間に瀬戸大橋を過ぎ去り。

 

気づくとそこはもう四国です。はじめての四国上陸です。愛媛県へとか言っていると

 

まもなく終点です!はぇええ!体感5分でした。(ウソです。)

 

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お世話になったお部屋に別れを告げ

高松駅到着です。

 

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東京を出発した時の編成の半分になりましたが、やはり堂々とした編成です。


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四国一のターミナル高松駅いいですねぇ

 

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頭端式ホーム鉄道連絡船と乗り換え駅の雰囲気がありますし、特急列車をはじめとした列車が数多く出入りします。

 

長編成が停車できるホームや機回し線なんかも残っていますね。

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いやーやはりJR四国のクルマが並んでいるのを見ると四国に来たんだなあと実感します笑

 

鉄道オタクというのはその土地の列車を見て旅をしている感、旅情に浸るものなのです。

 

...自分だけかもしれませんが...笑

 

サンライズ瀬戸号に乗ってはじめての四国上陸でした。

 

以上

 

次回、はじめての四国!パースデーきっぷで特急乗りまくりとさよなら三江線の旅 1日目につづきます。